当　時　何　で　も　な　か　っ　た　2　人　が　結　ば　れ　る　瞬　間　を
然　程　　　大　し　て　気　に　も　留　め　て　い　な　か　っ　た　彼　女　が
切　り　離　し　て　は　舞　い　戻　っ　てく　る　存　在　に　変　わ　り
生　ま　れ　た　感　情　に　気　付　い　て　も
朝　に　な　れ　ば　ま　た　働　く　の　さ

意　識　を　失　う
貴　女　を　喪　う　こ　そ　過　ち
鎖　骨　を　撫　で　る　機　会　が
首　を　絞　め　る　機　会　だ　と
意　識　を　絡　め　て　悟　っ　た

随　時　　　生　き　続　け　る　事　に　快　感　を　求　め　た　り
瞬　時　　　喉　が　鳴　る　か　ら　恥　ら　っ　た　り　
当　然　毎　日　に　感　化　さ　れ　る　ば　か　り　の　僕　に　変　わ　り
一　握　り　に　潰　し　て　も
蘇　っ　て　く　る　脳　裏　が　う　る　さ　い

意　識　を　奪　う
貴　女　に　劣　る　こ　そ　事　実　
首　筋　に　触　れ　る　様　が
音　が　消　え　る　瞬　間　だ　と
眼　が　合　っ　て　悟　っ　た

声　に　現　実　を　思　い　知　ら　さ　れ　る
真　っ　赤　に　な　れ　ば　浮　く　白　色
絵　画　み　た　い　に
敵　わ　な　い　
　
　

「　最　低　」　を　笑　う　元　気　が　欲　し　い　の　で
赤　ペ　ン　を　握　り　し　め　て
普　段　ツカワナイヨウナコトバ　を　無　情　に　書　き　連　ね　ま　し　た　。
ボ　ク　の　目　は　怖　い　で　し　ょ　う　に　。

採　　点　　な　　ん　　か　　望　　ん　　じ　　ゃ　　い　　な　　い　　。
間　違　い　は　も　う　懲　り　懲　り　で　す　よ　ね　？　先　生　。


――――とうとうここまできてしまったみたい。――――


大　人　の　言　葉　は　ボ　ク　を　殺　す　事　が　で　き　る　ら　し　い　。　

だ　と　し　た　ら　、

こ　　ど　　も　　の　　ボ　　ク　　は　　も　　う　　死　　ん　　じ　　ゃ　　っ　　た　　ん　　だ　　な　　。
　
　　　　

表現の物欲しさをも羨ましさをも

僕　が　誰　か　の　気　を　引　い　た　っ　て
妬　い　て　な　ん　か　く　れ　な　い　じ　ゃ　な　い　か

直ぐ他の手が真似を追究してしまう。

僕　が　口　で　叩　い　た　っ　て

公は模倣を許さない。決して決して。

振　り　返　っ　て　も　く　れ　な　い　じ　ゃ　な　い　か


こんな世の中に堕ちて来てしまったんだもの。
引き金はきっとこの見っとも無さをもっと育て続ける。
身勝手に生き急いで死に急ぐかも知れない。


ひ　と　つ　の　物　に　費　や　す　時　間　は　違　う　。
た　だ　失　う　事　を　恐　れ　て　必　死　で　し　が　み　付　き　た　く　な　る　。
そ　れ　は　結　果　ひ　と　つ　の　心　を　無　視　し　て　・　・　・



そうしている内、いつしか誰の目をも止めなくなってしまう
奏　し　て　い　る　内　、　い　つ　し　か　誰　の　目　を　も　止　め　な　く　な　っ　て　し　ま　う

それを求めていたのかも知れない
そ　れ　を　求　め　て　い　た　の　か　も　知　れ　な　い

捨　て　ら　れ　ず　に　失　う　な　ん　て　・　・　・
試さずに批評を気にするなんて・・・
　
　
　
　
　
”　も　う　止　め　よ　う　。　”
　
　

日　常　纏　っ　て　い　る　可　愛　さ　は　何　処　へ　行　っ　た　？
鏡　に　う　つ　る　カ　オ　が　問　わ　れ　る　。
真　面　目　に　隠　そ　う　と　し　た　も　の　が
青　い　衣　の　下　か　ら　生　き　返　ろ　う　と　し　て　い　る　。

線　上　の　あ　た　し　は　定　規　そ　の　も　の　で
心　は　す　さ　み　ゆ　く　ま　ん　ま　で
無　表　情　に　線　路　わ　き　を　す　り　抜　け　て　行　っ　た　。

笑　い　た　く　も　泣　き　た　く　も　な　く　な　っ　ち　ゃ　っ　た　さ　。

も　は　や　こ　の　日　限　り　の　し　あ　わ　せ　だ　ろ　う　。
　
　

止　せ　よ　、　て　云　っ　た　け　ど
髪　な　ん　て　直　ぐ　伸　び　る　の　だ　か　ら　、　だ　と　。
僕　の　結　う　通　り　に　な　ん　か　な　ら　な　い　女　だ　。
　
”嘘　な　ん　て　自　信　を　失　く　す　だ　け　な　ん　だ　と
空　虚　は　漂　う　だ　け　だ　と　。”
　
僕　の　哲　学　は　求　め　る　ク　セ　に　。
　
　

”止　せ　よ　、　僕　の　云　う　通　り　な　ん　て　。”
　
”従　う　な　ん　て　ど　う　か　し　て　い　る　。”

君　の　答　え　は　何　だ　ろ　う　？
　
　

Even if my track record shine for a split second ，
　
I’m so happy .

So I would’nt like to regret my effort .
　
　

貴　方　に　は　見　え　て　い　る　だ　ろ　う　か　。
果　敢　無　さ　を　訴　え　る　花　束　を　。
お　墓　の　前　に　で　も　。

ど　う　せ　腐　る　頃　迄　に　は
ま　た　訪　れ　て　了　う　の　だ　ろ　う　さ　。

貴　方　に　は　緑　が　似　合　う　。
そ　の　色　も　貴　方　を　映　し　て　い　る　。

僕　も　泣　き　顔　を　し　ま　わ　な　け　れ　ば
も　っ　と　貴　方　が　遠　ざ　か　る　気　が　す　る　。

嫌　う　事　の　無　く　な　っ　た　。
触　れ　る　事　の　無　く　な　っ　た　。
未　だ　お　別　れ　は　云　え　な　い　け　れ　ど
最　期　迄　笑　っ　て　許　し　て　く　れ　。
　
　

寂　し　い　事　を　言　う　の　は　ネ　ガ　テ　ィ　ブ
痛　い　事　を　言　う　の　は　マ　ゾ　ヒ　ズ　ム
厳　し　い　の　は　リ　ア　リ　ズ　ム
　
　

心　臓　の　音　が　拾　え　ま　す　。
こ　れ　は　只　の　道　具　で
こ　れ　は　ま　ま　ご　と　で　は　な　い　。
私　は　死　ん　で　い　る　の　で　は　あ　り　ま　せ　ん　。
目　を　つ　ぶ　っ　て　い　る　の　で　す　。　
　
　

こ　ん　な　危　な　い　心　で　は　、　
本　丸　々　一　冊　消　化　出　来　る　は　ず　も　な　い　。
僕　が　大　人　に　な　る　ま　で　待　っ　て　い　て　く　れ　。
待　っ　て　い　て　く　れ　。
　
　

ボ　ク　の　く　だ　ら　ぬ　今　日　を　無　意　味　に　あ　げ　た　い　。
偶　に　は　真　心　も　良　い　け　れ　ど
飾　ら　ぬ　笑　顔　は　も　っ　と　良　い　。

ボ　ク　が　遠　く　へ　行　っ　て　も　我　が　儘　を
君　に　残　し　て　お　く　よ　。

退　屈　な　ん　て　大　嫌　い　だ　。
　
　

黒　に　生　ま　れ　赤　に　終　わ　る

儚　き　命　の　レ　ク　イ　エ　ム

聴　こ　え　な　く　と　も　つ　く　る　か　ら

安　心　し　て　お　休　み　な　さ　い

今　夜　君　も　赤　に　追　わ　れ　る　日　を
生　き　る　の　か
　
　

愛　し　い　の　も

待　ち　望　ん　で　待　ち　望　ん　だ　　後　の
あ　な　た　の　声　が　聞　こ　え　な　い

も　う　　飽　き　て　し　ま　っ　た　ん　だ　よ
　
　

裏　切　り　は　あ　ま　り　に　完　璧　過　ぎ　て　い　る

そ　れ　は　粗　末　な　新　聞　紙　の　鉢　植　え　で

こ　れ　は　疑　わ　し　き　水　遣　り　。

種　を　蒔　い　た　の　は　誰　か　し　ら　？

見　渡　せ　ど　広　が　る　土　ぼ　こ　り　。

誰　が　育　て　意　図　し　た　こ　の　庭　園　・　・　・
　
　

夢　の　中　ま　で　現　れ　て
私　は　あ　の　ひ　と　を　追　い　か　け　る　。
ま　た　逢　っ　て　声　を　交　わ　し　た　い　の　か　、
と。
夢　の　後　で　気　付　か　さ　れ　る　。

か　つ　て　梅　の　香　が　立　ち　込　め　て　も
そ　れ　を　梅　酒　に　変　え　て　し　ま　う　位　の
容　量　は　、　少　し　で　も　あ　る　と　良　か　っ　た　。

「わ　た　し　は　あ　な　た　だ　け　の　ひ　と　で　は　な　い　。」

私　は　あ　な　た　を　探　す　手　立　て　を　失　く　し　て　ま　で　見　栄　を　張　っ　て　い　る　ね　。
　
・　・　・　可　愛　く　な　い　ね　。　
　
　

あ　の　娘　も　あ　の　人　も　き　っ　と　ア　イ　ツ　も
通　り　過　ぎ　様　に　何　を　傷　付　け　合　う　か　は　不　明　と　し　て
道　一　つ　素　直　に　歩　け　な　い　事　実　に　
女　な　ん　か　嫌　い　よ
　
　

あ　れ　だ　け　好　き　だ　っ　た　も　の　が
か　つ　て　の　輝　き　を　失　く　し　て
疲　れ　き　っ　て　し　ま　っ　た　表　情　だ　け　を　残　す　。

も　う　何　も　し　な　く　て　い　い　。

け　れ　ど　、忘　れ　な　く　て　い　い　。
私　の　頭　の　中　で　今　も　そ　の　音　色　が　途　絶　え　な　い　。

貴　方　の　ピ　ア　ノ　が　想　像　上　の　海　を　奏　で　る　時　に　は
わ　た　し　が　壁　に　も　た　れ　て　一　呼　吸　め　を　吐　き　出　す　頃　。

そ　う　い　っ　て　子　供　の　頃
鍵　盤　ピ　ア　ノ　を　持　ち　出　し　て　い　た　
秋　口　の　公　園　を　思　い　出　す　。

―――　も　う　我　慢　し　な　く　て　い　い　ん　だ　、と

風　が　吹　き　荒　ぶ　通　り　に　髪　を　遊　ば　せ　て
私　は　ま　た　現　実　を　歩　き　出　す　。

嬉　し　く　て　視　界　が　弾　む　の　だ　が
ど　う　し　た　っ　て　視　界　は　翳　み　ゆ　く　。
何　度　も　何　度　も　視　界　を　曇　ら　せ　る　気　体　は
到　々　黒　ず　ん　で　し　ま　う　の　さ　。　　------でも。
ど　ん　な　に　視　界　が　滲　み　ゆ　く　瀬　戸　際　が　恐　ろ　し　く　て　も
歩　き　出　さ　ず　に　は　い　ら　れ　な　い　の　で　す　。

何　も　無　い　所　か　ら　創　造　す　る　今　日　を
苦　し　ん　で　い　て　　決　し　て
道　に　迷　っ　た　り　し　な　い　も　の　。
お　家　へ　急　ぐ　の　だ　・　・　・