このお話は男爵の長女（お金で買われた養女）である彼女の【喜劇】

　―――あるいは【悲劇】


「お父様の娘【人形】で在り続ける限り、
　私は幸せなのですわ。」



幸福の城の中、不穏な動き。
それはお父様の顔
剥がれ落ちた仮面が隠したものは
復　讐　の　連　鎖　を　恐　れ　る　狡　猾　な　顔　


「それで隠し通したおつもりなのかしら？
　わたくし、知っておりましたのよ。
　本　物　の　騎　士　【　父　】　を　殺　し　た　の　は　お　父　様　【　養　父　】　な　の　で　す　わ　。」


元々農奴出身の娘【私】
父の敵を討つ前に
甘いお菓子【幸福】に目が眩み、
目的【復讐】も忘れ、
ま　ん　ま　と　養　父　の　思　う　壺　に　。



『愛なんか要らない。
　少しでも美味しいパンが食べられればいいのよ。
　・・・あ　な　た　が　私　を　恐　れ　続　け　る　ま　で
　　　　私　を　可　愛　が　り　続　け　な　さ　い　』


可愛がり続ける限り養父もまた、娘　の　思　う　壺　の　中　に　。　


誰もが偽り続けるまでは
見せ掛けの幸福の為に、奇妙なお茶会を繰り返すしかないのであろう。



一　体　誰　の　幸　せ　の　た　め　に　狂　っ　た　の　か　？

幸福に囚われた彼女は、こう言うだろう。


「　わ　た　く　し　、　自　分　の　幸　せ　に　し　か　興　味　が　な　い　事　に　気　付　い　た　か　ら　で　す　わ　。」

手　と　手　を　繋　ぐ　の　が　始　ま　り　だ　っ　た　ら

手　と　は
い　つ　か　ら　汚　れ　る　も　の　な　の　か　な　。

も　う　私　の　手　は　汚　れ　て　る　？

私　は　潔　癖　症　だ　と　は　思　わ　な　い　け　ど　、
突　然　手　を　触　ら　れ　る　の　は　大　嫌　い　。

両　手　は　自　由　に　持　ち　歩　い　て　い　た　い　も　の　だ　わ　。

右　手　は　絶　対　私　の　も　の　だ　も　の　。
必　要　で　、　大　事　な　宝　物　。
勝　手　に　触　ら　な　い　で　よ　。

キ　レ　イ　な　も　の　も　、　汚　い　も　の　を
探　す　の　も　こ　の　手　か　ら　。

爪　を　立　て　て　握　手　を　し　て　あ　げ　る　。

こ　の　勝　手　な　左　手　で　。

お　金　で　解　決　出　来　る　も　の　っ　て　何　？

お　金　で　許　し　て　も　ら　え　る　も　の　っ　て　何　？

お　金　で　自　由　に　な　れ　る　の　？

お　金　が　欲　し　い　の　？　盗　ん　で　ま　で　。

お　金　っ　て　愛　よ　り　も　大　事　な　の　？

　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　

花　を　抱　き　し　め　た　な　ら　、
元　気　に　成　れ　そ　う　な　気　が　す　る　。

気　の　せ　い　だ　、　と　誰　か　が　し　つ　こ　い　。
ああ、セ　ロ　ト　ニ　ン　が　消　え　て　っ　ち　ゃ　う　よ　、
そ　れ　以　上　、　止　め　て　よ　。

悲　し　い　後　に　は　怒　り　出　し　ち　ゃ　う　始　末　。
お　も　ち　ゃ　の　片　付　け　方　は　覚　え　た　け　ど　、
感　情　の　後　片　付　け　は　ど　う　す　る　の　、
ね　、　お　兄　ち　ゃ　ん　。

丁　　度　　良　　い　　時　　間　　。

　そ　ん　な　時　は　珍　し　い　位　。　
　滅　多　に　な　い　。

　も　う　二　度　と　来　な　い　。

　　
　「ち　ょ　っ　と　嬉　し　か　っ　た　。」

　で　も

　　「少　し　切　な　い　の　。」　

こ　ん　な　気　持　ち　は　初　め　て　な　ん　だ　。

最　初　で　最　後　か　も　し　れ　な　い　か　ら　心　細　い　の　か　。
自　信　は　な　い　け　れ　ど　、

何　だ　か　少　し　　
し　あ　わ　せ　に　近　づ　け　そ　う　な　気　が　し　た　よ　。
　
　

「　俺　ら　の　空　は　遠　く　、　そ　し　て　何　も　な　い　。

勝　手　に　淋　し　が　っ　て　泣　い　て　も　

外　を　見　れ　ば　雨　が　降　っ　て　い　る　よ　。


　　　誰　も　待　っ　て　は　く　れ　な　い　ん　だ　。
　

雑　音　の　中　か　ら　君　の　声　が　生　ま　れ　る　時
耳　鳴　り　と　し　て
　耳　を　塞　ぐ　か　
ど　う　か　は　明　日　次　第　。

正　し　さ　は　い　つ　だ　っ　て　正　し　い　に　決　ま　っ　て　い　る　と　思　う　。
考　え　れ　ば　脳　が　糖　分　を　欲　す　る　の　だ　と　思　う　。
答　え　は　幾　ら　で　も　用　意　で　き　る　と　思　う　。　
最近、「　い　た　だ　き　ま　す　」　を　言　い　忘　れ　て　い　る　と　思　う　・　・　・　


何　だ　こ　の　テ　ガ　ミ　は　。


誰　に　宛　て　る　手　紙　で　も　な　い　」
　
　

こ　の　歳　に　成　れ　ば　お　酒　が　飲　め　る　け　れ　ど　
我　が　儘　は　言　っ　ち　ゃ　い　け　な　い　ん　だ　よ　。

“真　面　目　な　ん　だ　。
　と　っ　て　も　素　直　な　ん　だ　。”

け　れ　ど　こ　ん　な　と　き　は　ど　う　す　れ　ば　い　い　の　だ　。

どうしようもなく惹かれて
　どうしようもなく照れ臭く
　　どうしようもなくじれっったい！
　　

たがいたい、たがいたい、たいがいたい。　

も　う　既　に　一　目　見　た　時　か　ら　

　「君の目が欲しい！」

出　来　れ　ば　機　能　は　素　の　ま　ま　で

　「君の泪が欲しい！」

も　う　どうしようもないな。
叶　う　な　ら　ば　ボ　ク　を　君　に　差　し　上　げ　た　い。
こ　ん　な　ボ　ク　を　許　し　て　く　れ　な　い　か　。

ああ、どうしようもなくどうしようもなくどうしようもなく
どうしよう？

だ　か　ら　生　ま　れ　て　初　め　て

　「君の足取りを止めたい！」

そ　う　、こ　れ　か　ら　も　ず　っ　と

　「君の手を離したくない！」

ああ、
どうしようか。
　どうしようもない。
　　どうしようもないんだ。
　

ねえ　一　体　どうしよう。
こ　ん　な　ボ　ク　は　許　さ　れ　る　の　だ　ろ　う　か　。
　
　

傘　を　さ　す　よ　う　な　雨　模　様　で　す　ね　。
歓　楽　も　安　楽　も　欲　し　く　な　い　午　後　で　す　。　
例　え　期　待　の　望　遠　鏡　を　覗　き　込　も　う　と　も
誤　字　だ　ら　け　の　未　来　が　見　え　る　だ　け　。

だ　か　ら　今　日　と　い　う　空　気　が　虚　し　い　の　で　す　か　。

ど　う　な　ん　で　す　か　。

空　回　る　戸　惑　い　だ　け　に
あ　ら　ゆ　る　現　実　が　悪　い　の　で　す　。
不　確　か　な　色　取　り　に　酔　う　だ　け　に
と　も　か　く　残　酷　は　オ　モ　シ　ロ　い　の　で　す　。

最　期　が　懐　か　し　く　て　愛　お　し　い　も　の　だ　と　知　っ　た　ら
も　う　少　し　早　く　笑　え　た　の　か　い　。

ど　う　な　の　さ　。
　
　

僕　の　明　日　は　自　分　で　築　い　て　ゆ　く　。

例　え　今　、　試　す　心　を　忘　れ　て　い　よ　う　と　も

ま　た　思　い　出　す　の　だ　ろ　う　。

例　え　今　、　手　探　り　で　い　よ　う　と　も

ま　た　取　っ　手　を　見　つ　け　る　の　だ　ろ　う　。


か　な　し　い　な　ら　泣　い　て

う　れ　し　い　か　ら　笑　っ　て

そ　れ　す　ら　片　付　け　て　い　な　い　。


い　つ　し　か　僕　の　眼　は　乾　い　て　ゆ　く　の　か　。

と　て　も　じ　ゃ　な　い　け　れ　ど　、　寂　し　い　だ　け　じ　ゃ　泣　け　な　い　。

眼　を　閉　じ　て　我　慢　を　覚　え　て　し　ま　う　。

自　ら　閉　じ　込　め　た　も　の　が　今　頃　危　う　い　。

今　直　ぐ　此　処　か　ら　出　て　行　き　た　い・・・
　
　

日　常　纏　っ　て　い　る　可　愛　さ　は　何　処　へ　行　っ　た　？
鏡　に　う　つ　る　カ　オ　が　問　わ　れ　る　。
真　面　目　に　隠　そ　う　と　し　た　も　の　が
青　い　衣　の　下　か　ら　生　き　返　ろ　う　と　し　て　い　る　。

線　上　の　あ　た　し　は　定　規　そ　の　も　の　で
心　は　す　さ　み　ゆ　く　ま　ん　ま　で
無　表　情　に　線　路　わ　き　を　す　り　抜　け　て　行　っ　た　。

笑　い　た　く　も　泣　き　た　く　も　な　く　な　っ　ち　ゃ　っ　た　さ　。

も　は　や　こ　の　日　限　り　の　し　あ　わ　せ　だ　ろ　う　。
　
　

裏　切　り　は　あ　ま　り　に　完　璧　過　ぎ　て　い　る

そ　れ　は　粗　末　な　新　聞　紙　の　鉢　植　え　で

こ　れ　は　疑　わ　し　き　水　遣　り　。

種　を　蒔　い　た　の　は　誰　か　し　ら　？

見　渡　せ　ど　広　が　る　土　ぼ　こ　り　。

誰　が　育　て　意　図　し　た　こ　の　庭　園　・　・　・
　
　

こんにちわ・・・。
更新が全く滞っていて・・・。
本試験が終わったのですが・・・。
（この日記も閉めようかな）なんて考えています。

　
　
　
　
　
　
言　っ　て　み　た　い　言　葉　の　数　な　ど　山　程　あ　る
　
　
　
　

他　人　よ　り　も

自　分　が　難　し　い

貴　方　の　回　答　に　只

頷　く　事　し　か　出　来　な　い　。
　

　
　

勇　気　を　出　し　て　
　
　
　

人　が　人　を　呼　び　、

人　が　人　を　作　り　、
　
人　が　人　を　殺　め　る

　
　
お　前　は　息　を　吸　っ　て　い　る　ん　だ
　
　
　

誰　に　も　染　ま　ら　な　い　私

若　し　く　は

誰　に　も　染　め　ら　れ　な　い　私