傘は知っている。雨を-過去詩篇-
2006年6月4日 Intention少々の我が儘でもお怒りにならないと言い切れますか。
この拙い唇でも「欲して」と抜かす私を腕の中に
閉じ込めて開かないものにできますか。
笑いながら泣くのはもうヤですから。
―――明日雨が降ったとして
濡れるのを嫌う貴方を愛し足りないくらい欲し
飽かない私を愛し満たされるくらい口にして欲しいよ。
乾いた唇を舐める行為を意地らしく感じたり
表情(カオ)ばかりが脳内を憂鬱にさせたり
独りを強調する星空を見つけただけだった。
少々の濃紺でも夜空を疑うことなどないと言い切れますか。
閉じてしまった瞼でも「再び」と願う私を心の中に
恋して愛せないものにできますか。
生きたいと乾くのはもう嫌ですから。
―――明日が来なかったとして
私の為に泣いてくれるんですか。
私の為に笑ってくれるんですか。
どうなの。どうなの。どうなの。
多少声を失ってでも名前を叫ぶのだと言い切れますか。
白く濁そうとする私を「赤へ」とかえそうとする貴方を何かの中に
濃く色付く花にできますか。
キレイなものを蔑むのはヤですから。
―――笑顔が憂いたとして
この拙い唇でも「欲して」と抜かす私を腕の中に
閉じ込めて開かないものにできますか。
笑いながら泣くのはもうヤですから。
―――明日雨が降ったとして
濡れるのを嫌う貴方を愛し足りないくらい欲し
飽かない私を愛し満たされるくらい口にして欲しいよ。
乾いた唇を舐める行為を意地らしく感じたり
表情(カオ)ばかりが脳内を憂鬱にさせたり
独りを強調する星空を見つけただけだった。
少々の濃紺でも夜空を疑うことなどないと言い切れますか。
閉じてしまった瞼でも「再び」と願う私を心の中に
恋して愛せないものにできますか。
生きたいと乾くのはもう嫌ですから。
―――明日が来なかったとして
私の為に泣いてくれるんですか。
私の為に笑ってくれるんですか。
どうなの。どうなの。どうなの。
多少声を失ってでも名前を叫ぶのだと言い切れますか。
白く濁そうとする私を「赤へ」とかえそうとする貴方を何かの中に
濃く色付く花にできますか。
キレイなものを蔑むのはヤですから。
―――笑顔が憂いたとして
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