少々の我が儘でもお怒りにならないと言い切れますか。
この拙い唇でも「欲して」と抜かす私を腕の中に
閉じ込めて開かないものにできますか。
笑いながら泣くのはもうヤですから。
―――明日雨が降ったとして

濡れるのを嫌う貴方を愛し足りないくらい欲し
飽かない私を愛し満たされるくらい口にして欲しいよ。
乾いた唇を舐める行為を意地らしく感じたり
表情(カオ)ばかりが脳内を憂鬱にさせたり
独りを強調する星空を見つけただけだった。

少々の濃紺でも夜空を疑うことなどないと言い切れますか。
閉じてしまった瞼でも「再び」と願う私を心の中に
恋して愛せないものにできますか。
生きたいと乾くのはもう嫌ですから。
―――明日が来なかったとして

私の為に泣いてくれるんですか。
私の為に笑ってくれるんですか。
どうなの。どうなの。どうなの。

多少声を失ってでも名前を叫ぶのだと言い切れますか。
白く濁そうとする私を「赤へ」とかえそうとする貴方を何かの中に
濃く色付く花にできますか。
キレイなものを蔑むのはヤですから。
―――笑顔が憂いたとして

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